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プロフィール

梶 ナナカ (かじななか)

webデザイナー/ライター

[現在]フリーランスで日本の企業様からwebデザインを受注。合間にバリ島に関する執筆活動。

[略歴]百貨店の広告担当、広告代理店のタレントキャスティング、制作会社のコピーライター、メルマガ担当を経て、webデザイナー。企画・構成からデザイン、コーディングまで行えるのが強み。
お仕事のご依頼はこちら:info[at]memobali.com([at]→@)

[趣味]食べ歩き。最近ハマってるのはアシュタンガヨガ。

[バリ歴]1999年 バリ島初渡航。ハマって年3回ペースに。
2001年 サヌール地区で1年弱滞在。ディープな面を知る。
2002年 結婚
2011年~ 日本とバリ島、半々の滞在生活。クロボカン端のダルン在住

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家寺、造ってみた

病み上がりからのぉ~、引っ越しぃ~。
引っ越しからのぉ~、家寺造りぃ~。
ってもちろん私が造ったわけじゃないですYO!←わかってるっちゅーねん。

ヒンドゥ教徒の家には、必ず、絶対、確実に、間違いなく、「サンガ(家寺)」があります。
レンタルの一軒家やアパートでも、大家さんがヒンドゥ教徒の場合はほぼ100%設置。前の家も小さいのがありました。今回は新築なので自分たちで建てます。

家寺は、
  1. 職人に頼んでオリジナルで作ってもらう
  2. 制作してるお店で既製品を買う
のいずれかになります。

うちは義兄が家寺や割れ門を創る職人なので、本家はすべてオリジナルです。
7年前に作ってもらったモノも最下段に龍が入ったりとちとゴージャスでした。
バリ島 サンガ(家寺)

でもわざわざ北部から出てきてもらうのもねぇ。そこまで本格的じゃなくてもねぇ。なんだか忙しいみたいだしねぇ。

今日もクリックお願いします
ということで、今回はそのへんで買うことにしました。
そのへん?えぇ、よく見ると道沿いに、家寺を売ってるお店があちこちにあるんです。
私たちはメングウィに向かうアビアンバセに行きました。道の左右に大きめな家寺屋(というのか?)が数軒並んでいます。

たまたま目について入ったのが「UD.AYUANA」。
敷地内にはたくさんの家寺や彫る前の石が並んでいます。応対してくれるのはもちろんバリヒンドゥのスタッフ。

家寺のグレードは大きく分けて3種類だそうです。
  1. 石を彫ったもの
  2. 石を彫って黒く色づけしたもの
  3. 砂とコンクリートを混ぜてかたどったもの
1<2<3の順で、装飾が丁寧で美しくなり、それに伴って価格が上がります。
石を彫っただけのものは簡素、よくいえばシンプルです。その中でも石のグレードとサイズによって値段に差が出るそうです。
砂とコンクリートは自由に形を造れるので、花や渦巻きなどのレリーフも可能。ただ最近この専用砂の出土が減ってるらしく、将来取れなくなる可能性もあるんですって。そしたら割れ門とか像とかどうやって作るんでしょうね?義兄の仕事もピンチ!

最安値は2m弱の石製で1台Rp600,000(1円=Rp109として約5,500円)でした。いろいろ見比べてしまうとショボいですが、単独で見れば悪くないかと。
あてくし、やっぱり素敵なレリーフ入りのがほしいの~。外国人だし、長く使うものだし、ちょっと奮発してもいいの~。いや、本音をいえば、だいたいこういうことでケチるとすぐ壊れて修繕費がかかるんです。最初から良いものを買ったほうが長い目でみると安いし、愛着もわきます。ということでRp1,600,000(約14,700円)のをRp1,500,000(約13,800円)に値切って購入しました。ちょっとだけど、値切れることにびっくり。

バリヒンドゥによる、バリヒンドゥのための、バリヒンドゥの製品。なのでバリ人がぼったくられることはほぼありません。お互いバリ語だしな。
ただ、店舗や地域、またグレードによって差があるので価格は参考程度に。


で、翌朝バラバラの状態で納品されました。本体に番号を振って。うわー。
んじゃさっそく重ねるべ。
・・・というわけにはもちろんいきません!
マンクー(お坊さん)に「お寺を創る最適日」を伺って、お祈りにきていただきます。
勝手に造っちゃダメ。

お坊さんとバラバラの家寺の図。
バリ島 サンガ(家寺)

お祈りスタート。
バリ島 サンガ(家寺)

お祈りが終わったバンタン(お供え物)は、奥のを家寺の上段に、手前のを下段に入れろと指示されました。
バリ島 サンガ(家寺)

トゥカン(作業員)による建立開始。
現場作業員はもちろんバリ人です。家や塀を作るときより、心なしか楽しそうです。LOVE♡ヒンドゥですね。
壁から3足分を離すようにお坊さんから言われてました。足のサイズって個人差があると思うんですけど・・・。
バリ島 サンガ(家寺)

基礎となる土台作り。
バリ島 サンガ(家寺)

1段作るごとに平行かどうか、黄色い道具(水平チェッカー)で確認しています。すっごい真剣。
まぁ下が曲がったら全部ズレちゃいますもんね。心もとない細い鉄筋も入ってます。
バリ島 サンガ(家寺)

家寺の1~3まで重ねたところ。番号ついてるとわかりやすいですな。
バリ島 サンガ(家寺)

作業員3人ががりで、1つ載せるごとに「ちょっとクロッド(海側)」「えっとカジャ(山側)」「ややウタラ(北)」などと微調整していきます。住人のあてくし、どっちが海か山かすらわかってないのに。
バリ島 サンガ(家寺)

正しく載せたら、中にコンクリートを流し込んでいきます。
バリ島 サンガ(家寺)

高くなってきたら、簡易な台が登場。ね、楽しそうでしょ?
バリ島 サンガ(家寺)

てっぺん部分を載せるときが、一番真剣でした。
ここが曲がってたらやっぱり台無しですもんね。
バリ島 サンガ(家寺)

でーーけた!
結局お祈りから6時間かかって終了。炎天下でお疲れさまでした。
もちろん作業代は別途お支払しましたよ。
バリ島 サンガ(家寺)

この日はゴールデンウィーク明けであてくし仕事をせねばならず、合間にちょこちょこと写真撮ってました。
バリ人は仕事より祭事優先ですけどね。

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テーマ : バリ島
ジャンル : 旅行

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