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プロフィール

梶 ナナカ (かじななか)

webデザイナー/ライター

[現在]フリーランスで日本の企業様からwebデザインを受注。合間にバリ島に関する執筆活動。

[略歴]百貨店の広告担当、広告代理店のタレントキャスティング、制作会社のコピーライター、メルマガ担当を経て、webデザイナー。企画・構成からデザイン、コーディングまで行えるのが強み。
お仕事のご依頼はこちら:info[at]memobali.com([at]→@)

[趣味]食べ歩き。最近ハマってるのはアシュタンガヨガ。

[バリ歴]1999年 バリ島初渡航。ハマって年3回ペースに。
2001年 サヌール地区で1年弱滞在。ディープな面を知る。
2002年 結婚
2011年~ 日本とバリ島、半々の滞在生活。クロボカン端のダルン在住

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【バリ島】6月初旬:コロナウイルス感染状況(その5)

6月になりましたね。
先月下旬「バリ州COVID-19タスクフォース担当が『6/1から新たな規制緩和策を実装予定。ただし当初は限定的』と会見で語る」てな記事を見たような…
・Tribun news(以下インドネシア語):バリ島では地域の感染が依然として見られるためニューノーマルに注意する

6/1(月)になっても何も発表されませんのよ。えぇ、6/1はインドネシアの祝日パンチャシラ(国家5原則記念日)でしたね。政府の皆さまもお休みかと。
6/2(火)になっても何も発表されませんのよ。月初めの休み明けでお忙しいですもんね。
やっと6/3(水)午後にバリ州知事ワヤンコースター氏よりニューノーマルについて発表される予定です!
・BaliPost(以下インドネシア語・6/3付):自粛(在宅)期間が終了したのち、新時代へ

先行記事によると、在宅等の自粛規制は6/4(木)に解除され、6/5(金)からニューノーマル(新しい通常)に入ります。ただし、まずは政府機関のみ
現時点でワクチン等が開発されておらず、感染が続いている状況を鑑みて、定められた医療プロトコルに従って遂行しつつ、徐々に解除される見込みです。

小中学校などの教育機関は、7/13(月)から例年通り開始予定です。
教室内での距離を保つ、マスクを着用する、出席を半分にする(クラス単位?)、オンラインも活用する、など新たな規則が制定されます。
・Bali Post:新学年を延期できない。新しい時代を迎える教育プロトコル

詳しくは、正式発表を待ちましょう!


今回は感染者数の変動について綴ります。
以下、主に現地ニュースサイトBaliPost(バリポスト)をもとにまとめました。
あてくしが取材したわけじゃないので(むしろPCとスマホからのみ情報収集)、エリアによって差があると思います。また、すべての情報を網羅しているわけではありません。日々刻々と変化していますので、最新版や詳細は必ず各自でご確認ください。

国と州の感染状況


◆インドネシアの感染状況

インドネシア国内のコロナウイルス感染状況は、BNPB(国家防災庁)の分布データで確認できます。
・BNPB(インドネシア語):Situasi Virus Corona
インドネシア「BNPB(国家防災庁) Situasi Virus Corona」Memo Bali
BNPB Situasi Virus Coronaのパソコン画面
↑画像をクリックすると表示できます


6/2(火)の集計によると、インドネシア陽性患者数は27,549人
陽性患者数のうち、治癒者数7,935人(治癒率28.80%)、死亡者数1,663人(死亡率6.03%)です。
10日前のブログから陽性患者数は5千人以上増えて、3万人台に近づきつつあります。

◇新規感染者、増加中

インドネシアでの新たな感染者は、連日数百人単位で増加しています。
5/25(月)479人、5/26(火)415人、5/27(水)686人、5/28(木)687人、5/29(金)678人、5/30(土)557人、5/31(日)700人、6/1(月)467人、6/2(火)609人
増えすぎやろーー!アゲイン!

主にジャカルタ首都特別州東ジャワで多発しています。
東ジャワは、インドネシア第2の都市といわれる州都スラバヤでの大幅な増加により、「大規模な社会的制限(PSBB)」が重ねて延長されています。また、最東端でバリ州すぐ隣のバニュワンギもレッドゾーンに指定されました。

◇ジャワやロンボクからの出入域を強化

バリ島外からのウイルス流入を防ぐため、ングラライ空港だけでなく港湾の出入りも規制を強化しています。
ジャワ島バニュワンギのケパタン港からバリ島ジュンブラナのギリマヌク港へは、食料品および日用品のトラック運転手なども「迅速検体検査(ラピッドテスト)の陰性結果」「滞在目的を記した表明書」「バリ滞在の保証人による保証書」が必要です。これらがないと原則入島できません(医療関係者や緊急医療搬送などは除く)。
他島へ出たバリ人および他島出身バリ在住者(バリKTP保持者)は「ラピッドテストの陰性結果」のみでOKです。なぜなら帰還扱いだから。

ラピッドテストの陰性証明は偽装の恐れがあるため、ギリマヌクの指定所で行われます。その後もチェックポイントを複数設置することにより、ワイロによる抜け道の通過を防いでいます。
検査結果が陽性の場合、バリKTP保持者ならばジュンブラナ州立病院などで治療、他島KTP保持者ならば出身地へ送還(返還)されます。
・BaliPost(6/1付):大幅急増、ギリマヌク港で1日1000回の迅速なテストを実施
・BaliPost(6/2付):チェックポイント、何百人もの旅行者がバリ島外に再度返送

この規制強化により、ギリマヌクの入域者はレバラン(イスラム教断食明け大祭)後の4日間で5,432人でした。2019年は149,755人なので、激減していますね。てか去年までの数がすごいな…。
・BaliPost(5/29付):レバラン後、数千人がギリマヌク港を経由してバリに入る


◆バリ州の感染状況

バリ州の感染状況は、州政府の分布データで確認できます。
・Pemerintah Provinsi Bali(インドネシア語):Peta Penyebaran COVID-19
バリ州「Pemerintah Provinsi Bali(バリ州政府) Peta Penyebaran COVID-19」Memo Bali
Peta Penyebaran COVID-19画面のパソコン画面
↑画像をクリックすると表示できます


6/2(火)時点で、バリ州陽性患者数は487人
陽性患者数のうち、治癒者数342人(治癒率70.22%)、死亡者数5人と表示されてますが6人(死亡率1.23%)です。
残念なことに、死亡者が2人増えました。

◇新規感染者、増加中

バリ州でも新たな感染者が、レバラン後に増加しています。すべてインドネシア人です。
5/25(月)2人、5/26(火)11人、5/27(水)8人、5/28(木)5人、5/29(金)23人、5/30(土)12人、5/31(日)10人、6/1(月)17人、6/2(火)5人。

ひーーー!他島からの感染拡大…と思いきや、国外帰還労働者(PMIやAKB)の発症と、陽性患者からの地域内伝播がほとんど。他島からの感染発症は現時点で1人のみです。
・BaliPost(6/2付):地域感染の支配は依然と敷いてバリ島の新たなCOVID-19陽性を彩っている
・BaliPost(6/1付):数十のCOVID-19陽性の新規症例、やはり大多数は地域感染

ただし、ギリマヌクでのラピッドテストにより18人が反応し、11人はジャワ島へ戻され、7人が州内の病院で経過観察中です(うち1人が発症)。引き続き、警戒が必要です。
・BaliPost(5/31付):4/5以降、ギリマヌクで数万人の乗船客がラピッドテスト

◇感染者増加エリア

感染者が増えているのは、バンリ県とデンパサール市です。
・BaliPost(6/2付):これら2つの地域は、バリ島における数十の新しいCOVID-19陽政症例の約75%

◇バンリ県
バンリ県ではPMIによる発症が続いています。
5/21ドイツから、5/22ドバイから、それぞれ数百人、5/31にはミャンマーから数十人がインドネシアへ帰国しています。この流れは今度も続くものと思われます。発症は防げませんが、感染拡大は一定期間の検疫で予防できます。
・BaliPost(6/1付):バンリでCOVID-19陽性が6件増加
・BaliPost(5/21付):ドイツからの何百人もの移民労働者がングラライ空港から到着
・BaliPost(5/22付):帰国の波がまだ続く、ドバイから数百人の移民労働者が到着するまで

◇デンパサール市
デンパサール市では、トンジャ村の女性医師、プモガン村の市場の物売り、スラウェシ通りの布屋スタッフなどが確認されています。
感染エリアが点在しているため、「社会活動制限(PKM)」は6/15(月)まで行われる予定ですが、強制隔離(Karantina)ではカバーしきれません。
・BaliPost(6/2付):デンパサールの3人の住民がCOVID-19陽性であることが確認され、詳細は次のとおり
・BaliPost(6/1付):COVID-19陽性の市場の野菜売り、アクセス道路が一時的に閉鎖
・BaliPost(5/28付):スラウェシ通りのトレーダー、COVID-19陽性、3つのブロックが閉鎖

なお、デンパサール市のパダンサンビアン村(の主に脇道)では、6/8(月)まで14日間の自主隔離(Isolasi)が行われています。
クラスター(集団感染)が発生していないのになぜ?と思ったら、このあたりは地元民がほぼおらず、外国人・他島民・他県民で構成されているようです。予防を兼ねた移動制限ですね。自宅でもマスク着用を推奨。食料品等は村から支援されます。
・BaliPost(5/27付):Jl.グヌンサラッの数十人の住民がラピッドテスト

ほかにもクルンクン県セマラプラ、バドゥン県メングウィなどで一部局所感染がみられます。

◇死亡者、2人追加

州内で感染による新たな死亡者が出ました。
亡くなった2人は下記の通りです。

◇バドゥン県57歳
5/31(日)バドゥン県メングウィ地区ウエルディブアナ村サヤンバレランに住む57歳(性別不明)がバリマンダラ病院で死亡しました。
病院到着時点で息切れ等の症状がひどく、5/29(月)にPCR法スワブテストで陽性確定。2年前から心臓病と糖尿病を患っていたそうです。
遺体は健康プロトコルに従い、6/1(月)朝に埋葬されました。
・BaliPost(6/1付):バリ島でのCOVID-19死亡例を追加、コースター知事
・BaliPost(6/1付):COVID-19このクラスターの陽性患者は死亡し、RSBMで治療

◇ギャニャール県12歳
5/30(土)ギャニャール県セロンガ村セロンガクロッドに住む12歳の男子がサンラー病院で死亡しました。
5/24(日)に発熱。当初は吐き気・嘔吐・疼痛などの症状があり、デング熱との診断により、5/28(木)からガネーシャ病院に入院。5/30(土)にラピッドテストが行われ陽性反応。重症化したことからサンラー病院のICUへ緊急搬送されました。
死亡後の6/1(月)PCR法スワブテストの結果が出て、陽性が確認されました。
・BaliPost(6/1付):綿棒検査でCOVID-19陽性、子供死亡。これは傷みの歴史
・BaliPost(6/2付):ギャニャールで死亡したCOVID-19患者の追加を知事が認める

なお、それぞれの家族および近隣住民はPCR法スワブテストを受診しています。結果はまだ出ていません。
若くて健康な命まで奪われてしまうんですね。ご家族はやりきれないかと。
感染が拡大しないことを祈るばかりです。

バリ州のニューノーマルについては発表後、時間があるときにまとめますね。
では、ごきげんよう。

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テーマ : バリ島
ジャンル : 旅行

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