
ペタンのパワースポットへ行ってきましたよっと
在住友達Sちゃんから「ねーねー。ペタンにパワースポットっていうかさ、なんか良さげな場所があるんだよ。うまく説明できないんだけど、とにかく行かない?」とざっくりしたお誘いを受けました。そんなの・・・行くに決まってんじゃん!行く行く。張り切って行きますよーーー。
というわけで、某日曜日にSちゃんご家族、Aちゃんご夫婦、私の計7人で決行。家人も誘ってみたものの、興味ないようで鶏を愛でておりました。
その週の木曜日、3か月ぶりにヨガに参加したら、Keyさんから「うーん。どこから手をつけたらええのか悩むぐらい体が歪んでるし、オーラがガタガタやね」と嘆かれた私。こりゃパワースポットとやらでどこまで浄化されるか楽しみですぞ。
以下、長文です。スピやオカルト系が苦手な方は胡散臭く感じると思うので読み飛ばしてくださいね。
というわけで、某日曜日にSちゃんご家族、Aちゃんご夫婦、私の計7人で決行。家人も誘ってみたものの、興味ないようで鶏を愛でておりました。
その週の木曜日、3か月ぶりにヨガに参加したら、Keyさんから「うーん。どこから手をつけたらええのか悩むぐらい体が歪んでるし、オーラがガタガタやね」と嘆かれた私。こりゃパワースポットとやらでどこまで浄化されるか楽しみですぞ。
以下、長文です。スピやオカルト系が苦手な方は胡散臭く感じると思うので読み飛ばしてくださいね。
バリ島のパワースポットに興味あり!と思ったらクリック。
そもそもペタンってどこにあるのさ?
ここだよ、ここ!
クロボカンから北上して、マンバルを通り、サンゲーの先。
ウブドの北西、ブドゥグルの南東に位置します。
猿のお寺で有名なサンゲーを横目に、両脇にサテ(串焼き)屋がある道を抜けたら、目印ほぼなし。うっかりしてるとキンタマーニ高原まで行っちゃいそうな、のどかな田園風景と集落が続きます。
車中でAちゃんご夫婦とあーでもないこーでもないとしゃべり続け(ほぼ旦那様のグデが口挟む隙がないほど女子マシンガントーク)、インドネシア製の源氏パイなどをつまんで、あっという間に目的地へ到着。意外に近いです。たぶんうちから40分ぐらい。
手つかずの自然が多く残るこのエリアは人口密度が低く、家々が大きめ。敷地もめっちゃ広いです。
今回オジャマするのはアグンさん宅。小さめの山1個分(笑)
車のドアを開けた途端・・・胸から上がググッと押さえつけらるように重くなりました。何、このエネルギー!?下界と全然違いまんがな。
シドゥメン村へ初めて行ったときも、カーブを曲がるたびに足元がゾワゾワ、背中がゾゾゾッ。手相占い亜希子さん宅に入る頃には体が重くて立つのもやっとの状態に。亜希子さんからは「ふふふ、わかる人にはわかるんですよね。ひどい方は来てすぐ横になって休まれます。ここはエネルギーが違いますから。でも慣れるとバリ島のどこでも住めますよ」と笑顔で言われたことを思い出しました。
シドゥメンほどじゃないにせよ、ペタンもなかなかやりおる。
荷物置き場のガゼボ(東屋)までほぼ無言で進み(エネルギーが重くてそれどころじゃない)、ウェルカムドリンクをいただくべく、別の東屋へ移動。
階段をのぼり、ふと川を見ると・・・

私「ん?あれ????」
カデ(Sちゃん旦那様・霊感強し)「逆だ!」
私「だよね!だよねーーー!」
写真みてわかりますか?実際には左から右に流れてるんですよ。でもどうみても右から左に流れるのが正しい気がしてなりません。カデと私だけが逆と騒いでて、他の人はしらけムード。「水は高いところから低いとこに流れるものでしょ。何がおかしいの?」と言われる始末。そんなのわかってるよぉぉぉ。でも逆なんだよぉぉぉ。
この川、子供用のラフティングスペースで、晴れていれば澄んだ水が光を受けてキラキラ光って見えます。大人も乗りたいけどな。
首をかしげたまま、お茶が用意された東屋へ。

ジャジャン(お菓子)はペタンで採れたものを使って作ってくださったそうです。白いのはシンコン(キャッサバ)をベースにしたお餅のようなもの。上にココナッツフレークと椰子砂糖がかかってます。自然な甘みと、ほのかな塩気があり、パクパクいただいちゃいました。紅茶はほんのりショウガ味。甘すぎず、移動の疲れ(ってほどでもない)を癒してくれる感じ。
この東屋は水上(池?)に浮かぶように建てられています。例の川から水を引いてますが、流れはなく穏やか。淡水魚が放され、オタマジャクシやアメンボもいます。
居心地いいわー、ここ。さっきの重みまったくなし。いつまででもいられそう。むしろ出るの怖い。
カデと「いいね、いいね」と絶賛してたら、アグンさんが満足げな優しい笑顔で「実はここの床下に七色に咲く蓮の花があるんです。そのパワーじゃないですか?」と。蓮自体、全然見えないですけどね。
てか、カデと気が合うのがヤダ!彼は視えなくていいものまで視えるから。私は見なくて済むものは極力見たくないタイプです。
しばらく休んでたら、「そろそろトレッキングをしましょう」と促されました。休みっぱなしじゃペタンに来た意味ないものね。ちなみにこのトレッキングは敷地内ですよー。いわば庭歩き。
まずは川沿いを歩きます。

川はこの穴を抜けると、なぜか流れが逆じゃなくなるんです。カデと私は「あ、まともになった」と。この感覚、わかる人にはわかってもらえますよね?上記写真は奥から手前に流れてます。でも手前から奥が正しく感じます。だから逆。
舗装されてるのは川沿いだけ。これから丘というか小高い山へ入ります。
赤ちゃん連れのSちゃんご夫婦は来た道を戻り、残り4人+アグンさんで階段へ。階段と言っても、土を固めて竹や木で段を作っただけ。ところどころ40~50cmあると思われる無駄に高い段差や、斜めになっている不安定な段があり、己の筋肉と手にした長い棒(杖)で登っていきます。手すりなぞありません。写真を撮る余裕もありません。各自 眼前のみを見つつ、会話は「大丈夫?」「すごいね」「ひー」。子供のほうが身軽に上っていきました。
汗かいて登り切ると・・・

目の前の木にカカオがなってまーす。
山頂は拓けていて、平らな小さな丘が2つほど。緑と土のおかげか足元は涼しく、風が頬をなでるように吹いて、天からの光が柔らかく降りそそいでいました。足が勝手に動いて丘の周囲をグルグル歩きたくなります。疲れたメンバーを放置して。
やや下段の丘に将来的にアグンさんの家と瞑想スペースを造る予定だそうです。
でも上のほうがエネルギーがより良いとおばちゃんは思うけどねぇ。
このアグン宅の山を中心に、4方位の山すべてにお寺があるそうです。
「あそこがプラなんとか」「あっちがプラなんちゃら」と4回ぐらい繰り返して教えてくれましたが、1つも覚えちゃいないっす(笑)エネルギーを感じることでいっぱいいっぱい。
4方位というけど、私の中では3つの点が時計回りにクルクル交差しているように視えました。そういうと「1つのお寺だけ別なんですよ。3つが仲間」と。最初に言ってよ!
アグンさんオススメの一番強いお寺じゃないほうに惹かれた私は、そちらをじーっと見てたら12時を知らせる時報が鳴りました。なるほど、お祈りしてたからパワフルだったんですね。
アグンさんがお祈りを始めます。4人もお線香を持って、強いお寺に向かってしばし祈祷。
ご神体を知りたくて瞑想してみたところ、最初細くてにょろっとしたものが横切り、そのあと龍か大蛇のようなものが大きな螺旋をゆっくり描きながら上がっていきました。緑と黄色のフラッシュ。ほかにも神様がいるのかもしれませんが、そのときは動物のようなモノしか感じられませんでした。
アグンさんはまたしても穏やかな笑顔で「実はあのお寺には緑の龍がいます」と教えてくださいました。ビンゴォォォォ!!!何が視えたか、視えたことで何が変わるかより、当たったほうが嬉しい。ほら、なんちゃってスピリチュアルですから。
下山は別ルートで。
サラックが生ってるのをはじめて見ました。

こんな風にトゲの枝に囲まれて、まとまって実るんですね。サラックのシーズンだとさらに鈴なりだそうです。これ以上に。
いくつか摘んで、のちほどいただきました。茶色いヘビのような皮をむくと、中は白い実。サクッとした歯ごたえで、甘酸っぱいです。

ナンカ(ジャックフルーツ)もなんか出してくれました。
甘くてまったりしています。このとき初めて知ったんですが、ドゥリアンの親戚なんですってね。たしかに熟れてるのはちょっと臭みがあるかも。

たいした距離を歩いてないのに、山道は足にきます。変に力を入れたせいか、早くも軽い筋肉痛。ふー、疲れた疲れた。
で、お昼をいただくことになりました。バリの家庭料理。ほぼペタンで採れた&獲れたものだそうです。

手に持った竹は何だ、って??
気になりますよね。なんと鶏肉料理が出てきましたーー。ドボドボ。

当然ながら、どれもウマイ!適度に辛くて、適度にしょっぱく、適度に濃い。みんなおかわりしていただきました。
こういうのは下界のお店じゃ食べられません。THE・田舎の家庭料理。
ハエを除けるのがやや難度高し。まぁ自然がいっぱいだから仕方ないです。虫が苦手な方はこんな山奥来ちゃダメ。
ペタンで作っている、リンゴのアルコール「JITU」。

発酵酒で少しクセがあるものの、ジュースに近くてどんどん飲めちゃう。ヤバい。
ここでしか手に入らないそうです。
ほかにも作ったばかりの温かい豆乳も出してくれました。出来立てホヤホヤがおいしすぎて写真撮る前に飲んじゃったYO!
豆乳は周辺の小学校に卸してるそうです。1本Rp5,000(約45円)。
食べてる途中で激しいスコール。
東屋は壁がないので雨が吹き込んできます。風も強まり、上着をはおらないと寒いほど。お腹いっぱいだし、疲れたし、寒いし、もう帰りたい。(なんちゅーやつw)
ペタンにまつわるいろんな話を聞いたり、今日の感想を述べたり、お礼を言って、そろそろ失礼するのかと思いきや、メインイベントのムルカッ(禊)が残ってるとのこと。あー・・・忘れてました。
午前中は東屋より上の山に登りましたが、今度は下の川へ向かいます。同じように杖を渡されたときは軽い眩暈がしました。あの道なき道をもう一度。
ムルカッはお坊さんがお祈りとともに聖水をかけてくださることもありますが、ここは3ヶ所から出ている聖水を自分でいただきます。とても良い水らしく、ガベン(葬式)やお祈り用に汲みにくる方もたくさんいらっしゃるんですって。
まずは1ヵ所目。アグンさんも一緒にパチリ。

カデは「ここのエネルギーすごいよ!すごくない?」とテンションあがりぎみでしたが、あてくし山頂のほうがパワフルだと思ったので「そう?」と軽くあしらっておきました。土壁に筒を挿しただけで(間に俗っぽいペットボトルw)、こんなキレイな天然水が湧き出してくるのはすごいと思いますけど。
ここでは7回顔や頭にかけ、7回口に含んでいただきます。この7回にも意味があるらしく、カデ先生が「えっとね」と3つ教えてくれて、残り4つが出てこずニヤニヤ。おもしろすぎます。そして今となってはその3つすら忘れてしまいました。やべー、カデ以下。
本来は7回いただくごとに、その意味をかみしめて味わう必要があるそうです。
人がすれ違うのも厳しそうな道を歩きます。片側は山、片側は谷。さっき降った雨でぬかるみ、落ち葉も水を含んで滑りやすくなっています。足踏み外したら、真っ逆さまに落ちてディザイヤーですよ。笑いごとじゃなく。
カデが「下にある川、また逆だよ」と。てか、川が木々で見えへんがな。バリ人、異様に目がいいからね。言われても見えま・・・した。逆だわ、逆!
2ヵ所目に到着。

奥の細道、わかりますか?延々こんな感じ。
しかも、この2ヵ所目の竹通路は下が空洞というか谷になっていて、いうなれば竹橋です。大人数で乗ったら落ちそう。お祈りする順に乗って、終わったら先に進むという手順で遂行。

1ヵ所目よりも水がまろやかなのにパワフル。とても澄んだエネルギーを感じます。
水は岩(の間?)から出てるそうです。ここでは顔や頭に3回、口で3回。
さらに進みます。
山頂に比べたら緩やかな上り下りが続きますが、足元が不安定な上に道幅が狭く、スリルはこちらのほうが上かも。Aちゃんは「ワクワクするね」って。マゾですか?
3ヶ所目はこちら。

もはや崖っぷちでんがな!
アグンさんが都度お水にスンバヤン(お祈り)をしてチャナン(お供え)を置いていきます。3ヶ所目では祈祷代として各自お札(5万ルピア)を奉納しました。
1人ずつ水場へ降ります。2人同時なんて絶対無理。サンダルじゃ滑るので裸足に。段差がきつくて、勢いついてたら確実に谷底に落ちます。もはや命がけのムルカッだな。
ここも3回顔や頭、3回口に含みます。そのあとは頭の後ろや首筋、肩、背中など、好きなだけ浴びて良いそうです。天然シャワーか。
「いつまでかけてるんだYO!」と言いたくなるぐらい真剣に水浴びしたトップバッターのグデは、終わると風呂上がりのオッサン状態になってました。水のはずが、お湯に浸かったかと思うほど。
続いて奥様のAちゃん。これまた「自宅でシャワータイムですか?」とツッコミたくなるぐらい、一心不乱にあちこちにかけまくってます。で、振り向いてびっくり。めっちゃスッキリしてるやん!くすみが取れて、キラキラ。数秒~数分でここまで変わるとは思いませんでした。
カデは崖に足がすくんだのか「俺いいや」というので私の番。降りるのこえーよ。何か落としたら拾えねーよ。ガクブル。あぐらをかくのが精一杯のスペースで、言われた通りに浴びていきます。「2ヵ所目のほうがエネルギーすごかったな。いつまで浴びればいいのかな。もういいかな。」と煩悩だらけでかけたらホースが抜けました(笑) さぁ最後だと思った瞬間・・・自分の第一チャクラ(会陰部)と第二チャクラ(丹田)からソフトボールより大きくボーリングより小さい、真っ白な光の玉がスッポーンと谷に落ちていきました!!!(という感覚) なにこれーーー??急に体が軽くなって、目ん玉見開いちゃいましたよ。実は下腹部の調子が最近良くなかったので、それが出たのかと。ひゃー。侮れんわ、この3ヶ所目。
「いいや」と言ってたカデも、みんなにつられて水浴び実行w
この写真のさらに上の壁あたりがずっとモワモワしてて、「なんかあそこ気になる」と言ってたら、水浴び終えたカデが「うわっ!そこに龍が出た。本物だよ!」と。本物の龍って・・・(笑)
心身ともにスッキリしつつ、サンダルの中は土だらけでねっちょりスッキリしない一行は、ここの聖水の素晴らしさに感動しながら、別のルートで東屋へ戻ったのでした。
このあと、アグンさんが川にいる精霊だかの何とかさんを呼び寄せたものの、Aちゃんが憑りつかれたように前かがみなる現象が起き、せっかくのスッキリ度が落ちる笑えないハプニング。たぶん呼んだのは低級霊じゃないかと。アグンさーーーん!
いやはや、おもしろいペタン体験でございました。
アグンさんとカデが私の妄想に合わせてくれたのかもしれませんが、いろんなモノが視えた(気がした)ので楽しかったです。また行きたーーい。
一緒に行きたい方はこちらへ♪ ってどちらだ?えっとご連絡ください。どうやって?コメント欄にでも(適当w)
こういうスピ話をすると、「私のも視てーー」と言われるんですが、視てと言われても視えないんですよ。いかんせん、なんちゃってなもんで。浮かんでくることがあるだけ。あと個人個人にさほど興味がないという・・・(ごめんなさいw)。
バリ島在住の日本人だとシドゥメンの亜希子さんとデンパサールのKeyさんがすごく視えてると思います。バリ人だとクロボカンのマンクーエヴァと、マンバルのマンクースチ。他にもいらっしゃるかもしれませんが、お会いしたことないので何とも。逆に「うーん。視えてないですよね?」って方も数人いました。
「この人すごいよ」って方がいたら教えてください。会いに行ってみます。
あ、数年前に亜希子さんから「この先、バリのパワースポットについて紹介するようになりますよ」と言われたこと、今 思い出しました。すげーすげー。
先々月だったか、ブラタン湖のお寺でも立位の女神様を視たんですわ、私。いつかまたブログに書きますね。
後日談ですが、急に仕事が増えたのは第一と第二チャクラが浄化されたおかげかも。下のチャクラは現実感覚に近く、行動力や経済力を司ると言われています。おそるべし、ペタン!(とヨガ)
ここだよ、ここ!
クロボカンから北上して、マンバルを通り、サンゲーの先。
ウブドの北西、ブドゥグルの南東に位置します。
猿のお寺で有名なサンゲーを横目に、両脇にサテ(串焼き)屋がある道を抜けたら、目印ほぼなし。うっかりしてるとキンタマーニ高原まで行っちゃいそうな、のどかな田園風景と集落が続きます。
車中でAちゃんご夫婦とあーでもないこーでもないとしゃべり続け(ほぼ旦那様のグデが口挟む隙がないほど女子マシンガントーク)、インドネシア製の源氏パイなどをつまんで、あっという間に目的地へ到着。意外に近いです。たぶんうちから40分ぐらい。
手つかずの自然が多く残るこのエリアは人口密度が低く、家々が大きめ。敷地もめっちゃ広いです。
今回オジャマするのはアグンさん宅。小さめの山1個分(笑)
車のドアを開けた途端・・・胸から上がググッと押さえつけらるように重くなりました。何、このエネルギー!?下界と全然違いまんがな。
シドゥメン村へ初めて行ったときも、カーブを曲がるたびに足元がゾワゾワ、背中がゾゾゾッ。手相占い亜希子さん宅に入る頃には体が重くて立つのもやっとの状態に。亜希子さんからは「ふふふ、わかる人にはわかるんですよね。ひどい方は来てすぐ横になって休まれます。ここはエネルギーが違いますから。でも慣れるとバリ島のどこでも住めますよ」と笑顔で言われたことを思い出しました。
シドゥメンほどじゃないにせよ、ペタンもなかなかやりおる。
荷物置き場のガゼボ(東屋)までほぼ無言で進み(エネルギーが重くてそれどころじゃない)、ウェルカムドリンクをいただくべく、別の東屋へ移動。
階段をのぼり、ふと川を見ると・・・

私「ん?あれ????」
カデ(Sちゃん旦那様・霊感強し)「逆だ!」
私「だよね!だよねーーー!」
写真みてわかりますか?実際には左から右に流れてるんですよ。でもどうみても右から左に流れるのが正しい気がしてなりません。カデと私だけが逆と騒いでて、他の人はしらけムード。「水は高いところから低いとこに流れるものでしょ。何がおかしいの?」と言われる始末。そんなのわかってるよぉぉぉ。でも逆なんだよぉぉぉ。
この川、子供用のラフティングスペースで、晴れていれば澄んだ水が光を受けてキラキラ光って見えます。大人も乗りたいけどな。
首をかしげたまま、お茶が用意された東屋へ。

ジャジャン(お菓子)はペタンで採れたものを使って作ってくださったそうです。白いのはシンコン(キャッサバ)をベースにしたお餅のようなもの。上にココナッツフレークと椰子砂糖がかかってます。自然な甘みと、ほのかな塩気があり、パクパクいただいちゃいました。紅茶はほんのりショウガ味。甘すぎず、移動の疲れ(ってほどでもない)を癒してくれる感じ。
この東屋は水上(池?)に浮かぶように建てられています。例の川から水を引いてますが、流れはなく穏やか。淡水魚が放され、オタマジャクシやアメンボもいます。
居心地いいわー、ここ。さっきの重みまったくなし。いつまででもいられそう。むしろ出るの怖い。
カデと「いいね、いいね」と絶賛してたら、アグンさんが満足げな優しい笑顔で「実はここの床下に七色に咲く蓮の花があるんです。そのパワーじゃないですか?」と。蓮自体、全然見えないですけどね。
てか、カデと気が合うのがヤダ!彼は視えなくていいものまで視えるから。私は見なくて済むものは極力見たくないタイプです。
しばらく休んでたら、「そろそろトレッキングをしましょう」と促されました。休みっぱなしじゃペタンに来た意味ないものね。ちなみにこのトレッキングは敷地内ですよー。いわば庭歩き。
まずは川沿いを歩きます。

川はこの穴を抜けると、なぜか流れが逆じゃなくなるんです。カデと私は「あ、まともになった」と。この感覚、わかる人にはわかってもらえますよね?上記写真は奥から手前に流れてます。でも手前から奥が正しく感じます。だから逆。
舗装されてるのは川沿いだけ。これから丘というか小高い山へ入ります。
赤ちゃん連れのSちゃんご夫婦は来た道を戻り、残り4人+アグンさんで階段へ。階段と言っても、土を固めて竹や木で段を作っただけ。ところどころ40~50cmあると思われる無駄に高い段差や、斜めになっている不安定な段があり、己の筋肉と手にした長い棒(杖)で登っていきます。手すりなぞありません。写真を撮る余裕もありません。各自 眼前のみを見つつ、会話は「大丈夫?」「すごいね」「ひー」。子供のほうが身軽に上っていきました。
汗かいて登り切ると・・・

目の前の木にカカオがなってまーす。
山頂は拓けていて、平らな小さな丘が2つほど。緑と土のおかげか足元は涼しく、風が頬をなでるように吹いて、天からの光が柔らかく降りそそいでいました。足が勝手に動いて丘の周囲をグルグル歩きたくなります。疲れたメンバーを放置して。
やや下段の丘に将来的にアグンさんの家と瞑想スペースを造る予定だそうです。
でも上のほうがエネルギーがより良いとおばちゃんは思うけどねぇ。
このアグン宅の山を中心に、4方位の山すべてにお寺があるそうです。
「あそこがプラなんとか」「あっちがプラなんちゃら」と4回ぐらい繰り返して教えてくれましたが、1つも覚えちゃいないっす(笑)エネルギーを感じることでいっぱいいっぱい。
4方位というけど、私の中では3つの点が時計回りにクルクル交差しているように視えました。そういうと「1つのお寺だけ別なんですよ。3つが仲間」と。最初に言ってよ!
アグンさんオススメの一番強いお寺じゃないほうに惹かれた私は、そちらをじーっと見てたら12時を知らせる時報が鳴りました。なるほど、お祈りしてたからパワフルだったんですね。
アグンさんがお祈りを始めます。4人もお線香を持って、強いお寺に向かってしばし祈祷。
ご神体を知りたくて瞑想してみたところ、最初細くてにょろっとしたものが横切り、そのあと龍か大蛇のようなものが大きな螺旋をゆっくり描きながら上がっていきました。緑と黄色のフラッシュ。ほかにも神様がいるのかもしれませんが、そのときは動物のようなモノしか感じられませんでした。
アグンさんはまたしても穏やかな笑顔で「実はあのお寺には緑の龍がいます」と教えてくださいました。ビンゴォォォォ!!!何が視えたか、視えたことで何が変わるかより、当たったほうが嬉しい。ほら、なんちゃってスピリチュアルですから。
下山は別ルートで。
サラックが生ってるのをはじめて見ました。

こんな風にトゲの枝に囲まれて、まとまって実るんですね。サラックのシーズンだとさらに鈴なりだそうです。これ以上に。
いくつか摘んで、のちほどいただきました。茶色いヘビのような皮をむくと、中は白い実。サクッとした歯ごたえで、甘酸っぱいです。

ナンカ(ジャックフルーツ)もなんか出してくれました。
甘くてまったりしています。このとき初めて知ったんですが、ドゥリアンの親戚なんですってね。たしかに熟れてるのはちょっと臭みがあるかも。

たいした距離を歩いてないのに、山道は足にきます。変に力を入れたせいか、早くも軽い筋肉痛。ふー、疲れた疲れた。
で、お昼をいただくことになりました。バリの家庭料理。ほぼペタンで採れた&獲れたものだそうです。

手に持った竹は何だ、って??
気になりますよね。なんと鶏肉料理が出てきましたーー。ドボドボ。

当然ながら、どれもウマイ!適度に辛くて、適度にしょっぱく、適度に濃い。みんなおかわりしていただきました。
こういうのは下界のお店じゃ食べられません。THE・田舎の家庭料理。
ハエを除けるのがやや難度高し。まぁ自然がいっぱいだから仕方ないです。虫が苦手な方はこんな山奥来ちゃダメ。
ペタンで作っている、リンゴのアルコール「JITU」。

発酵酒で少しクセがあるものの、ジュースに近くてどんどん飲めちゃう。ヤバい。
ここでしか手に入らないそうです。
ほかにも作ったばかりの温かい豆乳も出してくれました。出来立てホヤホヤがおいしすぎて写真撮る前に飲んじゃったYO!
豆乳は周辺の小学校に卸してるそうです。1本Rp5,000(約45円)。
食べてる途中で激しいスコール。
東屋は壁がないので雨が吹き込んできます。風も強まり、上着をはおらないと寒いほど。お腹いっぱいだし、疲れたし、寒いし、もう帰りたい。(なんちゅーやつw)
ペタンにまつわるいろんな話を聞いたり、今日の感想を述べたり、お礼を言って、そろそろ失礼するのかと思いきや、メインイベントのムルカッ(禊)が残ってるとのこと。あー・・・忘れてました。
午前中は東屋より上の山に登りましたが、今度は下の川へ向かいます。同じように杖を渡されたときは軽い眩暈がしました。あの道なき道をもう一度。
ムルカッはお坊さんがお祈りとともに聖水をかけてくださることもありますが、ここは3ヶ所から出ている聖水を自分でいただきます。とても良い水らしく、ガベン(葬式)やお祈り用に汲みにくる方もたくさんいらっしゃるんですって。
まずは1ヵ所目。アグンさんも一緒にパチリ。

カデは「ここのエネルギーすごいよ!すごくない?」とテンションあがりぎみでしたが、あてくし山頂のほうがパワフルだと思ったので「そう?」と軽くあしらっておきました。土壁に筒を挿しただけで(間に俗っぽいペットボトルw)、こんなキレイな天然水が湧き出してくるのはすごいと思いますけど。
ここでは7回顔や頭にかけ、7回口に含んでいただきます。この7回にも意味があるらしく、カデ先生が「えっとね」と3つ教えてくれて、残り4つが出てこずニヤニヤ。おもしろすぎます。そして今となってはその3つすら忘れてしまいました。やべー、カデ以下。
本来は7回いただくごとに、その意味をかみしめて味わう必要があるそうです。
人がすれ違うのも厳しそうな道を歩きます。片側は山、片側は谷。さっき降った雨でぬかるみ、落ち葉も水を含んで滑りやすくなっています。足踏み外したら、真っ逆さまに落ちてディザイヤーですよ。笑いごとじゃなく。
カデが「下にある川、また逆だよ」と。てか、川が木々で見えへんがな。バリ人、異様に目がいいからね。言われても見えま・・・した。逆だわ、逆!
2ヵ所目に到着。

奥の細道、わかりますか?延々こんな感じ。
しかも、この2ヵ所目の竹通路は下が空洞というか谷になっていて、いうなれば竹橋です。大人数で乗ったら落ちそう。お祈りする順に乗って、終わったら先に進むという手順で遂行。

1ヵ所目よりも水がまろやかなのにパワフル。とても澄んだエネルギーを感じます。
水は岩(の間?)から出てるそうです。ここでは顔や頭に3回、口で3回。
さらに進みます。
山頂に比べたら緩やかな上り下りが続きますが、足元が不安定な上に道幅が狭く、スリルはこちらのほうが上かも。Aちゃんは「ワクワクするね」って。マゾですか?
3ヶ所目はこちら。

もはや崖っぷちでんがな!
アグンさんが都度お水にスンバヤン(お祈り)をしてチャナン(お供え)を置いていきます。3ヶ所目では祈祷代として各自お札(5万ルピア)を奉納しました。
1人ずつ水場へ降ります。2人同時なんて絶対無理。サンダルじゃ滑るので裸足に。段差がきつくて、勢いついてたら確実に谷底に落ちます。もはや命がけのムルカッだな。
ここも3回顔や頭、3回口に含みます。そのあとは頭の後ろや首筋、肩、背中など、好きなだけ浴びて良いそうです。天然シャワーか。
「いつまでかけてるんだYO!」と言いたくなるぐらい真剣に水浴びしたトップバッターのグデは、終わると風呂上がりのオッサン状態になってました。水のはずが、お湯に浸かったかと思うほど。
続いて奥様のAちゃん。これまた「自宅でシャワータイムですか?」とツッコミたくなるぐらい、一心不乱にあちこちにかけまくってます。で、振り向いてびっくり。めっちゃスッキリしてるやん!くすみが取れて、キラキラ。数秒~数分でここまで変わるとは思いませんでした。
カデは崖に足がすくんだのか「俺いいや」というので私の番。降りるのこえーよ。何か落としたら拾えねーよ。ガクブル。あぐらをかくのが精一杯のスペースで、言われた通りに浴びていきます。「2ヵ所目のほうがエネルギーすごかったな。いつまで浴びればいいのかな。もういいかな。」と煩悩だらけでかけたらホースが抜けました(笑) さぁ最後だと思った瞬間・・・自分の第一チャクラ(会陰部)と第二チャクラ(丹田)からソフトボールより大きくボーリングより小さい、真っ白な光の玉がスッポーンと谷に落ちていきました!!!(という感覚) なにこれーーー??急に体が軽くなって、目ん玉見開いちゃいましたよ。実は下腹部の調子が最近良くなかったので、それが出たのかと。ひゃー。侮れんわ、この3ヶ所目。
「いいや」と言ってたカデも、みんなにつられて水浴び実行w
この写真のさらに上の壁あたりがずっとモワモワしてて、「なんかあそこ気になる」と言ってたら、水浴び終えたカデが「うわっ!そこに龍が出た。本物だよ!」と。本物の龍って・・・(笑)
心身ともにスッキリしつつ、サンダルの中は土だらけでねっちょりスッキリしない一行は、ここの聖水の素晴らしさに感動しながら、別のルートで東屋へ戻ったのでした。
このあと、アグンさんが川にいる精霊だかの何とかさんを呼び寄せたものの、Aちゃんが憑りつかれたように前かがみなる現象が起き、せっかくのスッキリ度が落ちる笑えないハプニング。たぶん呼んだのは低級霊じゃないかと。アグンさーーーん!
いやはや、おもしろいペタン体験でございました。
アグンさんとカデが私の妄想に合わせてくれたのかもしれませんが、いろんなモノが視えた(気がした)ので楽しかったです。また行きたーーい。
一緒に行きたい方はこちらへ♪ ってどちらだ?えっとご連絡ください。どうやって?コメント欄にでも(適当w)
こういうスピ話をすると、「私のも視てーー」と言われるんですが、視てと言われても視えないんですよ。いかんせん、なんちゃってなもんで。浮かんでくることがあるだけ。あと個人個人にさほど興味がないという・・・(ごめんなさいw)。
バリ島在住の日本人だとシドゥメンの亜希子さんとデンパサールのKeyさんがすごく視えてると思います。バリ人だとクロボカンのマンクーエヴァと、マンバルのマンクースチ。他にもいらっしゃるかもしれませんが、お会いしたことないので何とも。逆に「うーん。視えてないですよね?」って方も数人いました。
「この人すごいよ」って方がいたら教えてください。会いに行ってみます。
あ、数年前に亜希子さんから「この先、バリのパワースポットについて紹介するようになりますよ」と言われたこと、今 思い出しました。すげーすげー。
先々月だったか、ブラタン湖のお寺でも立位の女神様を視たんですわ、私。いつかまたブログに書きますね。
後日談ですが、急に仕事が増えたのは第一と第二チャクラが浄化されたおかげかも。下のチャクラは現実感覚に近く、行動力や経済力を司ると言われています。おそるべし、ペタン!(とヨガ)
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